利益を上げ続ける塾だけが生き残る

塾経営

雇われ教室長をやっていたころは、とにかく目先の数字(売上・生徒数・新規申込数)に追われる日々でした。当然です、それが会社員にとっての使命ですし、自分の給料は自教室の売り上げからしか湧いてきませんから。

しかし本当の意味でやりがいのある塾経営とは・・・きちんと努力が報われることです。もちろん、会社の看板でビジネスをしているわけですから仕方ないのですが、無駄な会議などを排し、ときには数字を度外視して(難しい顧客は自分の裁量で断る)中長期的な教室運営をしたいわけです。当然、それに見合う収入も得ながら。

独立すると「会社の看板」はなくなりますから、知名度ゼロでスタートです。本当の実力が試されます。

そしてこのサイトでずーっと書いてきたように「小さいけれどしっかり利益が出ている塾」を目指してほしいです。地域に根差した地元塾です。

目指すのは「大手に負けない塾」ではなく、あなたの理念を反映させた「特定の生徒には不可欠な」オンリーワンの塾です。大手塾と同じことをやってはいけません。

「ワンオペ個人塾」なら、徹底的にコストカットした小さいながらも骨太な塾をつくることができます。

・人を雇用しない(コストカットと時間的自由)
・折込チラシは最低限(開校3年程度)
・自作のウェブサイト(知名度がある程度できたらウェブサイトからの問合せのみ対応)
・固定電話を設置しない(コストカットと保護者連絡の効率化)
・テナントの安い住宅街での開校(駅前の商業テナントは高いので避ける)
・的を絞った営業(中学生専門・大学入試専門など自分の得意に絞る)
・業者発注のパンフレットやコピー機のリースも不要(小さく始める)
・金利の低い「日本政策金融公庫」などを利用して資金に余裕をもつ

今までのポストで触れてきたことを箇条書きにしました。

もう一度確認していただきながら、今後ますます進む少子化に対応できる「少人数でもペイできる強い塾」をつくってください。大人数を集めることが前提の運営をしている大手塾は、そのコストに耐えられず今後つぎつぎに業態を変えるか、規模を縮小あるいは撤退していきます。規模に関係なく、利益を上げ続ける塾だけが生き残れます。

あなたの塾が、ずっと続くことを願っています。