人を雇うと急に大変!だった塾経営

講師を雇って、しんどい

学習塾を独立開業すると、生徒が伸びてきたタイミングで「よし!講師を雇って定員を増やすぞ!」「売上伸ばすぞ!」となるのは当然ですよね。

しかし、人を雇うことに伴うデメリットはよくよく考えなければなりません。今後の少子高齢化による市場の縮小も見据えて、冷静な判断をしましょう。

僕の失敗談としては

1.新人育成に手間とコストがかかる(ノウハウも必要)
2.昇給や褒章のシステムを構築しなければ社員が定着しない
3.学生アルバイトは流動的(経験を積んだタイミングで退職)
4.創業者と同じ熱量では働いてもらえない(多くを求めすぎない割り切り)

5.会議が増える(授業報告・講習会の打ち合わせ・教材研究会など)
6.生徒数の増減で非常勤講師の授業数を調整する手間(不満が出やすい)

これらの課題を乗り越える自己鍛錬が経営者に求められます。どれも当然のことでしょうが、これがなかなか難しい・・・

売上を伸ばそうとやった施策が、結局手間がかかるだけで「売上が伸びているけど自分の仕事が(指導以外の管理業務が)たいへん」になっていきます。

この辺の得意・不得意、好き嫌いで仕事を楽しめるか、個人差がありそうです。ただ、大半の「学習塾創業者」は、「授業大好き民」でしょうから、授業外の労務が増すことにストレスを感じるのではないでしょうか。

そもそも独立したのは、「会議や報告などの無駄をなくして、労働生産性を高めた働き方をしたかったから」のはず。それが「いつか来た道」に戻っていないか、振り返ってみてください。

北海道のuma
北海道のuma

講師間のトラブルや急な退職・授業クレームなど、「人にまつわる手間」も結構なストレスですよね。

教室数を増やして、しんどい

開業して順調に生徒数を増やすと「さぁ次は複数教室を展開しよう!」と考えますよね。こうやって売り上げを伸ばし「無限にスケールする感覚」は興奮しますし、経営者としての最大のモチベーションと言えます。

しかし、複数教室にすることで人の管理はさらに大変に。生徒数が伸びているうちはいいのですが、下がってきたら「あれこれ口を出したくなる」ものです。創業者は絶対の自信と経験がありますから、「このやり方で」と上意下達してしまいがち。自分と同じ熱量で働かない教室長にイライラがつのるものです。

数字を伸ばしてこそプロの仕事。売上が上がらないことには給与をアップさせることも、ボーナスを支給することも、新教室への設備投資もできません。それどころか、生徒数が減ると今いる社員の給料も出せなくなります。赤字が続けば教室閉鎖です。生徒も講師も解散、設備投資費用は創業者の借金、働きやすい環境はできているんだから「もっとやれよ!」と。

こうやって他人をコントロールしたい欲求が出てきた時点で、僕は経営者失格だったのでしょう。そこでふと、気づくわけです。

北海道のuma
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・・・あれ?これって、独立する前の会社と同じ道を歩んでいるのでは??

教室運営は人的スキル以上に「教室長の人柄」で決まる「定性的」な要素が成功のカギになります。どんなに仕組みを整えても、全教室全社員に同じ教室づくりをマニュアル化させ再現させることは困難。同じ商品を売る大手塾でも、教室長が変わった瞬間に生徒数が変化するのはよく見る光景です。

あなたのつくる教室は、他の人物では再現できないのです。それはもはや「別の塾」です。

ワンオペ塾で気楽に生き残る

僕は「無限にスケールする塾」の幻想は捨て、法人から個人事業主に戻りました。失敗を乗り越え、今はワンオペ塾で決められた定員までの生徒を見て、人を雇わず気楽に生きています。

とにかく「小さい塾」で、ワンオペにこだわった経営がローリスクでオススメです。僕のようなカリスマ無し・リーダー気質無しの人間にもできるのですから、あなたなら大丈夫!

せっかく独立したのなら、給与も時間も自分裁量でコントロールし毎日すっきり働きたいですよね。

ただし、個人事業だと「いくらでも働ける」「やらされている仕事じゃないので疲れない」というマインドになりがちなので、過労には十分気を付けて!

北海道のuma
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僕も50歳を超えたらさらに定員を減らして、今よりもっとユルく働きます!

(PR)個別指導と家庭教師には必修のアイテム

人を雇っていたころ、一番指摘しにくいのは「口臭」でした。食後に歯磨きはしているようなのですが・・・。子どもは大人が思っている以上に、臭いに敏感です。個別指導や家庭教師なら、近くで指導しますから「口が臭い」は致命傷です。

人のふり見て我がふり直せ、ということで、僕が授業前の歯磨きやデンタルリンスでのうがいに合わせて、毎日の日課にしているのが「デンタルフロス」。

実は歯磨きだけでは歯垢は6割程度しか取れないんだそうです。電気歯ブラシでも歯間に汚れが残るようで、デンタルフロスをするとそれがよくわかります。臭いのもとになる歯石予防にもなるので、慣れるまでは使いにくいのですがオススメです!

北海道のuma
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食後に毎回は大変なので、僕は夜に1回やっています。

こちらは両側にフロスがついているので、「上の歯」「下の歯」で使い分けるといいですよ。

(↓画像がリンクになっています)

合わせて3カ月~半年に一度の歯科検診(歯石除去)も行きましょうね!