人を雇う?いろいろ大変ですよ

塾経営

自分でやったほうが早い

売上を求めれば、「自分がやらなくていい仕事は人に振る」「自分にしかできない付加価値の高い仕事に集中する」が王道の経営戦略です。

しかし、僕の考えるワンオペ個人塾の場合は「人を雇わない」経営戦略です。理由を以下にまとめると、

・人を雇うことで発生する時間コストを減らす
・人件費を減らす

これを徹底すべきと考えます。

人を雇うことで発生する時間コストとは、

・育成のための時間投資
・給与計算や年末調整、社会保険や労働保険などの事務作業
・労務管理

事務員さんを雇うのも1つの戦略かもしれませんが、安定的に仕事を割り振りできなければ時間を余してしまいます。また、仕事を振るのも結局手間がかかるので、突発的な仕事をその都度振るよりも結局「自分でやった方が早い」ケースが往々にしてあります。

教室掃除や教材コピー・備品の発注・帳簿の入力など細々とした仕事は、ちゃちゃっと自分でやりましょう。

北海道のuma
北海道のuma

授業前の日中は、割と時間がありますし。

大学生アルバイトを雇うか問題

個別指導塾で時間講師を雇う場合は、ほとんどの場合は大学生アルバイトでしょうか。この場合は

・シフト依頼の手間
・流動的な労働力なので常に募集をかける必要がある(求人誌などのコスト)
・講師同士、生徒とのトラブル

ワンオペ個人塾であれば、あくまで自分ひとりで抱えられる生徒数までの募集にとどめ、売り上げの青天井は無くなる代わりに上記のリスクはゼロになります。

もちろん、体調不良で休みたい場合は教室を休講にしなければなりませんが、それは人を雇っていても発生するリスクです。

高校コースの授業がある教室であれば、実家から大学進学した卒業生をそのまま採用するのは効率的です。ただ、その流れを組めない教室は、採用と管理にかなりの手間と時間、お金がかかるのを覚悟しなければなりません。そして長く働いても3年程度でしょうか。

北海道のuma
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講習会のシフト作成や、欠席時のピンチヒッター講師探しも大変です。

たくさんの講師を雇って和気あいあいとした教室の方が楽しい!というひとは、そのような教室を目指すのもよいのかもしれません。

いずれにせよ、せっかく独立したのですから「どのような塾をつくりたいか」自分自身の経営哲学、人生観を反映させた教室を自由自在につくりましょう。

重複するところもありますが、こちらのポストもぜひ!