ワンオペ塾のumaです。小さな学習塾経営で生きていくアイデアを発信しています。
今日は、独立開業後に「事業をスケールして人雇ってガンガン教室出すぞ!」で失敗したお話です。
事業の拡大化が招く悲劇
学習塾の事業拡大といえば、複数教室の運営です。人をガンガン雇って生徒数を増やし、次の教室を開校する・・・なんとも心弾む夢ですよね。
僕もその夢を追いかけて、法人化し3教室まで増やしました。が、挫折。
人を雇うことから圧倒的に「仕事」が増えます。
①給与の計算
②採用から労務管理まで
③有給・賞与・昇給の管理と説明
④源泉徴収・年末調整・社保などの法定調書の作成
などなど。本来やりたかったお仕事から離れ、バックオフィス関係のお仕事に追われます。
もちろん社長自らがすべてのことなどできませんから、事務員さんも雇います。コストかかりますよね。そして「丸投げ」とはいきませんから、チェックチェックチェック・・・と仕事に追われます。
塾講師以外の仕事に忙殺される
人を雇うことで生じる上記の作業に追われ、人件費のやりくりに追われ、本来の仕事である「生徒と向き合い」「成績を上げ」「無事に卒業させる」意識がどんどんおろそかになってしまいました。増員にも陰りが見えてきて、その一方で給料を出すために売上を作らなければなりません。
独立開業の目的と今の自分の仕事の乖離、そして自分の労力と能力に限界を感じていました。赤字になる前に決断しました。法人成りして10年目の出来事です。
社長として成功している皆さん、本当にすごいです。尊敬します。
法人を廃業したあと見えてきたもの
法人を廃業し、社員には申し訳ないのですが辞めてもらいました。
ごめんなさい。
個人事業主に戻り、それ以降は人を雇うのをやめました。それはすなわち、複数教室経営も100人規模の塾をつくるのも諦めることです。
事業がスケールしていかないと、モチベーションも保てません。
そこで見出したのが「事業の効率化」です。とにかく「ワンオペでも労力は最小限で利益を最大化しよう!」ということに、新しいやりがいを見出しました。
自分の適性を見極めることって、大切ですよね。
どうやら、僕のようにリーダーに向いていない人間は「ワンオペ塾」で気楽にやっていくのが一番のようです。
お知らせ
そんな残念な僕ですが、失敗を乗り越え今は「ワンオペ塾」それなりにうまくやっています。
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