新規生徒を募集しない戦略

早く申し込まないと間に合わない塾

今まで教室長をやってきた方は、とにかく「新規生徒」を集めることが習慣化していますよね。

僕が提唱する「ワンオペ個人塾」は、これの逆をやります。つまり、新規生徒を募集しない戦略です。25人でも30人でもいいです。定員を決めて、それ以上を募集しません。締め切りにします。

これを大々的に窓貼りで掲示し、自塾ウェブサイトに掲載しましょう。

市場に対し、常に

「あの塾は早く申し込まないと間に合わない塾」という希少性

を広めます。これは通っている生徒や保護者にも、ウェブサイトやLINEで伝えます。卒業生が出る3月には新規募集ができますが、それより前(年明けすぐに)「定員になり次第締め切りとなりますので、もし周りの方で塾を探している方がいたら、早めに申し込むよう伝えてください」とLINEで一斉に伝えます。

欠員が出た時だけ募集

中3あるいは高3が卒業するタイミングでのみ新規生徒を募集します。定員になったらすぐ締め切り。

僕の塾では自塾ウェブサイトにLINEアカウントを掲載していますので、そこからしかコンタクトがとれないようになっています。電話番号も掲載していません。

北海道のuma
北海道のuma

固定電話が無いと快適ですよ!

締め切り後に問い合わせがあれば、予約という形にします。欠員が出た時点または卒業生が出たら、LINEでコンタクトをとるようにしています。すぐに入会できないことで、残念ながら他塾に入会してしまう生徒さんもいますが、やむをえません。運が良ければ、欠員が出てすぐに塾生を補充することができます。そうすることで、年間でなるべく「定員の状態(売上マックスな状態)」を維持できます。

僕の塾は、「小さいけど早く申し込まないと入会できない塾」というブランディング戦略をとっています。拡大路線や、やみくもに生徒増員・売上アップだけを目指していない塾(もうけ主義ではない塾)のイメージを持ってもらうことも期待しています。

もちろん、特徴の出し方はさまざまです。自塾の独自性(大手塾にはないもの)を前面に出し、地域にどういう塾なのかを認知してもらいましょう。ブランディングは一朝一夕ではできません。コツコツ積み上げていきましょう。