3回の折込チラシで55万円

開業マニュアル

新聞折込は開校3年まで

認知度がないのですから、開校まもなくは新聞折込チラシに頼るしかありません。

「いまどき新聞なんか取ってないよ」と言われそうですが、僕の地域では「北海道新聞」のシェアが高く、学習塾を利用できない低所得者層は例外でしょうが、新聞購読はまだまだ多いです(早朝ポスティングをしていくとわかります)。

地域にもよりますが、講習会(春夏冬)ごとに3回折り込みます。同じ版でいいです。1回では効果が薄いので、3週連続で「狭く」折り込みます。ターゲットにする中学校の定期テストの結果が返ってくる週が良いと思いますが、これは地域性があるでしょうから試行錯誤しながら次回折込時にタイミングや回数を調整しましょう。

新聞の販売店に個々に相談するのは大変なので、僕はこちらのサービスを利用していました。(相見積をとりましたが、ココが一番安かったです。アフィリリンクではないのでご安心を!)

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折込チラシの印刷はもちろん、地域や新聞会社、日にちの指定などすべてやってくれます。デザインもフォーマットがいくつもありますので全部お任せにできます(僕は独自性を高めたかったので、近くのデザイン屋さんにお願いしました。税抜2万円でした)。サンプルも200部ほどもらえますので(要交渉)、問い合わせ用あるいは教室近隣へのポスティングに利用しましょう。

そして重要なのは「いつまでも新聞折込に頼らない」ということ。僕の地域では3回折込んで合計93,000部・55万円(印刷・折込料・送料・デザイン屋さんの合計)かかりました。これを毎年毎年では経費がかかりすぎです。折込チラシに頼るのは開校3年までにし、あとはすべてホームページからの問い合わせにできるよう、3年間徹底的に地域のファンを増やし認知度を高めるための行動を続けましょう。

コミュニティー情報誌に載せる

地域限定のコミュニティー情報誌はありませんか?いくつもの会社が合同で掲載する月1回などのチラシです。新聞に折り込んだり、ポスティング業者が個人宅にインしたり、スーパーなどに「ご自由にお取りください」とレジ付近に置いてあったりします。

単独でチラシ作成するよりずっと経費を落とせますし、ローカル性が強い分、皆さんわりと目を通すものなのでどんどん利用しましょう。

学校前の門配はするな

学校前にチラシを配布する「門配」ですが、僕は不要と考えます。

雇われ教室長時代、お腹一杯やりました。テスト前・新年度・講習会前・・・。消しゴムや鉛筆・クリアフォルダーなどオリジナルグッズと一緒に季節ごとのお知らせを生徒に配りましたが、効果はほぼゼロ。それでも上司は「大切な営業行動だ!」と強要してきます。

これも地域性があるのでしょうが、僕の地域では無駄です。まずメインにする中学は夏は自転車通学のため、目の前をスーッと通り過ぎられますし、無理に渡そうとすると危険です。また冬も雪で視界が悪い中、受け取る生徒はごくわずか。目の前で捨てられることもしばしばでした。

小学校は受け取りがよいものの、小学生の通塾率が低い地域というのもありますが(中学受験が皆無)、リアクションはゼロでした。

とはいえ、「新聞折込と違い、確実に生徒の手に渡る!」と考えることもできます。ただ、それを友人たちの目の前でありがたがって受け取る中学生はごく稀ですし、すでに開校している場合、通っている生徒の前で必死に営業活動する姿(チラシを目の前で断られたり捨てられる姿)を見せるのも、塾生をネガティブな気持ちにさせます。

開校間もないころ、やることがないからと「顔見せ」程度にやるのも面白いかもしれません。しかし朝早く起きて準備するわりに「報われない行動」には、あまりエネルギーを使わないのが得策です。

「やった感」ばかりで「成果の上がらない」営業は、ワンオペ塾がやるべき行動ではありません。

ポスティングも開校時のみ

チラシを無差別に近隣住宅にポストインしていく「ポスティング」も、そこからの直接の問い合わせは非常に少ないです。同じポストに入っているチラシでも「新聞折込」よりリアクションが低いです。「勝手に入れられた」感があるからでしょう。また、集合住宅はポスティングの聖地とばかりさまざまな業者が入れていきますので、住んでいる方に非常に迷惑がられます。

ポスティングは開校時に「こんなお店が近くにできますよ」という告知程度の位置づけです。また、自分の足で教室近隣を回り、見かけた方に挨拶しながら土地勘を鍛えていく目的ならよいと思います。

ネット広告や口コミサイトの効果は?

新聞折込よりもネット広告のほうが良いのでは?という考えもあります。

僕の場合、グーグルやフェイスブックで「地域を限定して(自塾から半径5km以内など設定可能)」リスティングしましたが、そこからのお問合せはありませんでした。

また、口コミサイトに課金したこともありますが、「質の悪いお客様(明らかに資料請求や体験授業のみを利用としている・キャッシュバックだけを目的にしている)」しか来ませんでした。しかも「塾に問い合わせや資料請求」があっただけで(売上も立っていないのに)こちらに課金される場合もあるので、口コミサイトの契約時はくれぐれも気をつけてください。

たったこれだけ。検索トップ掲載される方法。

「自治体名 学習塾(または個別指導)」でグーグル検索したときに、広告サイト以外でトップに掲載されるにはどうしたらいいのでしょうか?

僕は細かいSEO対策などわかりませんが、次の3点に気をつけて続けた結果、1年くらいでトップ掲載されるようになりました。

1.とにかく地道に「保護者にとって役に立つ情報」をアップしまくる。
2.毎日の更新までは必要なし。(質が悪くなる)
3.読者である保護者にとってどうでもいい情報をアップしない。(天気・食事・ペット等)

北海道のuma
北海道のuma

コツコツ続けるのが、もっともコスパのよい営業行動です。

自塾ウェブサイトの作り方は、次のポストで書きます。